Asset Coordinator 6 コンセプト

Asset Coordinator 6 は、PALLET CONTROLが取得する「インベントリ情報」をブラウザ上において簡単な操作で管理・参照することをコンセプトに開発された新しい資産管理用機能であり、ユーザーインターフェイス(UI)にブラウザを採用し、イントラネットを介し動作する「資産管理用イントラネットパッケージ」です。

主なAsset Coordinator 6 の基本機能は以下があります。
利用者PCへのメッセージ送信機能 / 利用者PCへのヘルプデスク接続機能 / AMT CONSOLE 起動機能 / セキュリティレポート機能 / インベントリ変化検出機能 / エントリサーチ機能/ 台帳エクスポート定期実行機能 / イベント通知機能 / その他ソフトウェアのライセンス管理 / リース終了通知機能 / インベントリ削除/バックアップ機能 / ライセンス警告機能 など

Asset Coordinator 6 主な搭載機能

クイックサーチ

管理キーの頭文字毎に分類された索引から、目的のPCを素早く見つけ、詳細を表示する事ができます。

詳細画面では「PING疎通確認」「メッセージ送信」「ヘルプデスク管理」「AMT コンソール」「エクスポート」が可能です。

また、過去の履歴DBと最新の詳細内容を比較し、その変化を見易く表示します。

資産管理台帳

複数台のインベントリデータを比較して閲覧することができます。
便利な機能として[ソート][絞込み検索][部分スクロール][ページスクロール]を搭載しています。

資産管理台帳は[新規作成(30台帳まで)][台帳名変更][台帳キーワード追加][台帳キーワード削除][資産管理台帳作成(インポート)][資産管理台帳エクスポート]などのメンテナンスが可能です。

ライセンス管理

ライセンス管理タイプの資産管理台帳では、ライセンス管理表を表示することができ、アプリケーションのインストール台数、購入ライセンス数、使用可能残数を表示させることができます。

使用可能残数が指定した数以下になったアプリケーションを警告表示させることができます。
また、インベントリデータ定期取込み後に、警告対象とするアプリケーションが存在した場合、管理者にメールで通知することができます。

ユーザーメンテナンス台帳

ユーザが自由に入力できる項目である[ユーザ管理項目]を表示させることができます。

[ユーザ管理項目]は、Excelファイル(xls)からインポートすることもできますので、自社で作成した台帳をAsset Coordinator 6 にインポートし、それをインベントリデータと並べて参照することもできます。

インベントリデータ分析

Asset Coordinator 6 ではインベントリデータの基となるcatalog.iniファイル中のエントリを検索したり(エントリサーチ)、過去の2つのデータを比較し違いを検出するデータ変化検出機能が搭載されています。

これらはすぐに検索/検出することも、設定のみ行なっておいて定期実行時に検索/検出することも可能です。

Asset Coordinator 6 では上記の他に、以下のような機能も搭載しております。

  • クイックサーチ メッセージ送信
    現在表示しているクライアントPCに対してNetSendメッセージを送信します。
  • クイックサーチ ヘルプデスク管理起動
    現在表示しているクライアントPCに対してヘルプデスクツールを使用したリモートコントロールを行なうことができます。
  • クイックサーチ AMTコンソール起動
    現在表示しているクライアントPCに対してAMTコンソールを使用した制御や情報参照を行なうことができます。
  • 台帳共通 絞込み機能
    [指定された文字列を含む]という条件で絞り込む機能に加え[含まない][より大きい][より小さい]という条件で絞り込むことが可能です。
    更に条件は2つ指定でき、それらをANDとORで組み合わせて絞り込むことができます。
    インベントリデータ単位設定機能により数値型に指定されている項目は[等しい][等しくない][以上][以下][より大きい][より小さい]という条件で絞り込めます。 こちらも条件は2つ指定でき、それらをANDとORで組み合わせることができます。
  • 台帳共通 台帳の作成/編集/削除
    デフォルトで登録されている台帳の他に、ユーザーオリジナルの台帳を作成することができます。
    また、デフォルト台帳も含め、台帳の名前変更、キーワード追加、キーワード削除、インポートでの台帳作成、台帳のエクスポートも行なうことができます。
    ライセンス管理タイプの台帳、およびその他ソフトウェア台帳では、Windows 7の機能として使用できるWindows XP Mode上のインベントリデータの表示有無を設定することができます。
  • 台帳共通 メール一斉送信機能
    表示中の管理キーに対し、メールを一斉送信することができます。(メール送信設定が必要です)
  • 資産管理台帳 その他ソフトウェア
    その他ソフトウェア台帳の表示内容をソフトウェア名とインストール台数、または管理キーとインストールされているソフトウェア名の表示に切り替えることができます。
    また、その他ソフトウェア台帳に表示するソフトウェア名の絞込みを設定することができます。
  • ユーザーメンテナンス台帳 部分削除/一括削除機能
    [新規登録] や [インポート] で追加したレコードが不要になった場合は、削除することができます。
    部分削除はチェックボックスで選択後に決定ボタンで削除実行します。
    一括削除はログインIDと関連付けされているデータを[残す][削除する]を選択後に実行します。
  • ユーザーメンテナンス台帳 ログインID一括削除
    PC利用者情報と関連付けされたログインIDを一括で削除できます。
  • セキュリティレポート 統計レポート
    管理グループ毎に、セキュリティチェック項目の達成率を表示することができます。
  • セキュリティレポート PING一括送信
    セキュリティレポートに表示されているPCに対して、一括でPING疎通確認をすることができます。
    情報が更新されていないPCに対してPING疎通確認を行なうことが可能です。
  • インベントリデータ分析 エントリサーチ
    インベントリ内のエントリ(*1)を検出することができます。
     ・指定したエントリが含まれているPCを検出することができます。
     ・インベントリデータ定期取込み後に、自動的に実行させることができます。
     ・イベント通知機能と組合わせることにより、不正なアプリケーションのインストールを検出することができます。
    (*1)エントリ-> インベントリデータ(catalog.ini)で取得できる項目です。
  • インベントリデータ分析 データ変化検出
    2つの履歴DBを比較し、値に相違のあるデータを検索することができる機能です。
    検出方法には、即時に実行する場合に設定する[即時実行]と、インベントリデータ取込み定期実行の直後に行なう[定期実行]のいずれかを選択することができます。
  • 台帳エクスポート定期実行 エクスポートの自動実行設定
    インベントリデータ取込み定期実行の直後に、台帳データのエクスポートを自動実行することが可能です。
  • インベントリデータ取込み 即時取込みでの収集確認画面のスキップ
    従来2ステップで行なわれていた「データ収集サーバからAsset Coordinator サーバへインベントリデータの転送」が「インベントリデータの収集確認画面をスキップする」チェックを入れることで、DB反映処理まで自動的に行なわれます。
  • インベントリデータ取込み 前回取込み結果参照
    前回行なったデータ取込みの結果を参照することが可能です。
  • インベントリデータ取込み データ取得サーバ設定のエクスポート
    現在のデータ取得サーバ設定をエクスポートすることが可能です。
  • インベントリデータ取込み データ取得サーバ設定のインポート(PADC設定ファイル対応)
    データ取得サーバの設定をAsset Coordinator 6 からエクスポートした(エクセル)ファイルまたは、PADC(*2)のサーバ(テキスト)定義ファイルをインポートすることができます。
    インポートが可能になったことにより、複数の取込み先サーバ設定を容易に行なうことができます。
    (*2)PADC-> PALLET CONTROL DATA CONSOLE / PALLET CONTROL に標準搭載の「ファイル転送機能」です。
  • システム設定 ログインタイマ設定
    一定時間未操作の場合、自動的にログアウトすることができます。権限毎にログアウト時間を設定することが可能です。
  • システム設定 イベント通知設定
    インベントリデータ取込みの異常や、データ変化検出などのイベント発生時に、Asset Coordinator 6 から通知を受け取ることができます。
    通知方法はメール、Net sendコマンドのどちらか、もしくは両方から選択できます。
  • システム設定 PING&メッセージ宛先設定
    PINGとメッセージの送信時に「IPアドレス」か「PC名」どちらで送信するかを設定できます。
  • システム設定 リース終了通知設定
    資産/リース情報のリース終了日をもとに、リース契約が切れる一定期間前にメールで通知することができます。
  • システム設定 インベントリ削除/バックアップ設定
    PC利用者情報に表示されているデータを削除した際、データ取得サーバ上にあるインベントリデータを削除/バックアップするかを設定できます。
  • システム設定 ライセンス警告設定
    警告対象とするライセンス使用可能残数を設定できます。使用可能残数が警告対象となるアプリケーションが存在した場合、ライセンス管理表で警告表示されます。
  • 台帳設定 PC利用者情報 更新設定
    PC利用者情報の項目をOU情報のインベントリデータから取得した値で更新することができます。
  • メニュー設定 マイメニュー設定
    ログインID毎によく使用するメニューのショートカットを登録することができます。
  • 所属管理設定 管理グループ設定
    管理グループの所属名の設定パターンで管理グループの割り当てができます。
    所属名は最大10個までPC利用者情報から設定できます。
  • DB&履歴属性設定 保存可能世代DB/クリップボードDB 数の増減設定
    世代DB/クリップボードDBをそれぞれ最大20個(世代)まで保存可能です。(メンテナンスツール使用)