羽田空港で使われているJALグループのあらゆるシステムを
24時間365日保守・維持管理
羽田空港で使われている
JALグループのあらゆるシステムを
24時間365日保守・維持管理
―― 担当している仕事内容を教えてください。
私はカスタマーサービスエンジニアとして、羽田空港内で使われているJALグループのさまざまなシステムや端末の保守や管理維持業務を担当しています。代表例は、搭乗されるお客さまがご利用になる自動チェックイン端末。端末に不具合が生じた際にはすぐに駆け付けて原因を探り、修理対応します。預け手荷物に添付するバーコードの読み取りシステムや端末の場合、空港の貨物地区など、保安上の制限区域に立ち行って保守業務を行うこともあります。
空港内で稼働しているシステムのほとんどがミッションクリティカルなもの。年中無休・24時間体制で不測の事態に備えており、万が一障害が発生してもすばやく現場に出向いて対応できるようにしています。
「現場」でシステム利用者の声を
直接聞けることが「やりがい」につながる
「現場」でシステム利用者の声を
直接聞けることが
「やりがい」につながる
――ご自身が考える仕事の魅力ややりがいはどんなところですか?
元々飛行機や空港が好きで、機械いじりやプログラミングも自分の強みだと思っていたので、入社前からカスタマーサービスに携わりたいと考えていました。
空港内では数多くのシステムが稼働していますので、それぞれについて広く理解し、知識を持つ必要があります。覚えることはたくさんあって大変ですが、好きなこと・興味があることなのでおもしろさを感じながら日々仕事をしています。
また、保守業務の作業現場は空港ですから、実際にシステムを利用している方々の声が直接聞けることもカスタマーサービスエンジニアの魅力だと感じています。障害発生時には目の前で対応するので緊張感もありますが、修理・復旧後に感謝の言葉をかけてもらえたり、システムに対しての感想や要望などが聞けたりするので、やりがいにもつながっています。
航空無線の国家資格を取得。
新しい知識を得ることに喜びを感じる
航空無線の国家資格を取得。
新しい知識を得ることに
喜びを感じる
―― 入社以来、航空無線の勉強を続けているそうですね。
羽田空港でJALグループが利用しているさまざまな無線システム・無線局についても、私たちが保守を担当しています。航空無線というと管制官と航空機の操縦士とのやり取りがイメージされがちですが、それだけではありません。後ろに進むことができない航空機をバックさせるトーイングカーを運転する誘導スタッフと管制官や航空機のパイロットとの間、空港エリアでのグランドスタッフ間の通話など、空港内の至るところで無線が使われています。
私は、入社1年目に第3級陸上特殊無線技士の資格を取得したのですが、その講習を受けて無線に興味を持ちました。その後、先輩方のアドバイスもあり、国家資格の航空無線通信士を取得。その資格がなければ担当できない業務もあるので、とても役立っています。
一方で、まだまだ自分には無線の知識が足りないと感じています。奥深い分野なので、詳しい先輩に教えてもらったり、資料を読み込んだりして、勉強しています。
ちなみに私の祖父はアマチュア無線を趣味にしていたのですが、自分も無線に興味を持ったことと何か関連があるのかもしれませんね。